【第13話】所属してた部活についての色々

はじめに

みなさんこんにちは。部長兼委員長なのにいきなり学校を辞めて混乱に陥れたもたとなです。この件に関しては後日、アドベントカレンダー内でまた上げさせてもらいます。他の方々も面白い記事をたくさん上げているので、是非見てみてください。

 

初めましての人がいるかもしれないので一応自己紹介をしておくと、多分2015年度に奈良高専電子制御工学科に入学して3年をダブって4年の6月末から休学している人です。

この記事では所属していた部活について振り返ります。拙い記事ですが、最後まで見ていただけるとありがたいです。

 

 

所属していた部活

放送部

何すんの?

高専で行われる卒業式を除いたほぼ全てのイベント(学生会総会から高専祭まで)の音響設備の設置、及び運用(Public Address 以下、PA)を各団体や学生課からの依頼に基づき行います。

 

 

 

 

放送部にいた約3年を振り返って

入部までの経緯

僕が放送部に入ったのはまだ寮生だった2年になったころでした(寮は2年の途中でやめました)。

当時、寮の隣人だった人が放送部に入るということを話していたのですが、当時の僕は4アマ免許を取ろうと考えていたこともあり、てっきり無線系の部活と思い込んで隣人と一緒に行ってみました。

が、先ほども記述したように(奈良高専の)放送部は無線関係ではなく音響関係でした。しかし、僕は音響関係にも興味があり、部活に入っていなくて暇だったのでまあえいいやって感じで入部しました。これが僕の高専人生を大きく変えました。

 
放送部での思い出

僕は入部した当時は音響に関する知識はほぼ無く、全てのことが新しいことでした。しかし、音響には多少は関心がありましたし、放送部で知識を身につけ、機材を動かし、音を出すことがとても楽しかったです。

僕は高専を辞めて大学へ行きますが、行った先でも是非PAができるような組織に入ってより知識を深め、技術を磨きたいです。(勉強をしろ)

また、奈良高専の放送部にはさまざまな人がおり(放送部だけではないですが)、そのような人々と過ごす日々もとても楽しかったです。

高専に入ってから寮生と留年以外での人の繋がりは、ほぼ放送部でできたと言っても過言でないと思います。放送部にはさまざまなタイプのオタクが多く居り、さまざまな影響を受け、部活動を通じて一緒に目的を成し遂げるという点で人間的に成長できたと思います。そのような点においても入部する前より成長できたと思っています。

 

 イベントごとの思い出

ここからは、イベントなどで特に印象に残っていることについて書きます。

 軽音部との合同練習

放送部との合同練習では、前日の設営やリハーサルについてが特に思い出深いです。

特にドラムセットのマイクのセッティングについてはどのようにセッティングするのが好ましいのか様々なweb上の動画をみて色々考えてみていたこともありました(テスト期間中に)。

また、当日は色々と思い通りに行かないことだらけで壁を乗り越える感じが楽しくてたまらなかったです。未だに壁は超えれていないと思いますが、確実に上ってはいるなと感じていました。

高専祭でのPA

高専祭では他のイベントでの規模とは全く違うので、めちゃめちゃ大変ですがめちゃめちゃやりがいあります。

前年度の自分ではあまり分からなかったことが翌年度にわかるようになっていると、とても成長したなと感じます。高専祭の中でも一番印象に残ってるのはミキサーが高専祭期間中に逝ってしまった時です。

確か、1日目にミキサーが逝って20時くらいまで学校に残って翌日の始発で行って対応した(たぶんしきれてなかった)のは二度としたくないですし、後輩たちにもしてほしくないですが今となってはいい思い出だなと思います。

臨機応変に対応し、普段使わないような機材に関しても知識を修得しておくこと大切なんだなと痛感しました。

普段の日々

正直なところ、これが一番楽しかったと思います。部員のみんなとの何気ない会話だったり、やりとりとかそんなのがやはり放送部の思い出としては一番大きいです。(部員に影響されてオタク化したし)

クソ暑いのにクソ狭い部室にギューギュー詰めだったり、クソ寒い日にホットの缶コーヒーとアイスを食べたり、そんなことをしながら話している何気ない時間がすごい楽しかったです。(泣きそう)

こんなことはある程度コミュ力があれば別に部活なんかに入らなくても出来ることだとは思いますが、僕はコミュ力が皆無で放送部に入る前は何してたか思いだせないくらい何もしてなかったんで、今こうやって振り返ってみて放送部に居てよかったなと思ってます。

 

放送部にいて思ったこと

ここからは完全に老害の超主観的な意見、主張で長いです。(興味なければ飛ばしてください)

 

まず、部員全体に知識や技術が行き届いておらず特定の人の負担が極端に増えてしまったり、円滑に設置、運用が行えていなかったのではないかと感じました。これは教えるタイミングや教え方が悪かったのではないかと反省しています。(去り際に行った詰め込みがどう影響しているかは知りませんが)

 

次に、音に関する考え方です。突然ですが、「いい音」ってどんな音だと思いますか?

レコードのような柔らかい音が「いい音」と言う人もいるでしょうし、高音域が大きめで少し耳に刺さるような音が「いい音」と言う人もいると思います。つまり、人によって「いい音」は様々です。これらの「いい音」はあくまで主観的な考え方、感じ方に基づく「いい音」でPAにおける「いい音」とは全くの別物であると考えています。

そもそもPublic Address(PA)とは日本語にすると公衆伝達、放送設備です。放送部はスピーチをしている人の声を届けたり、楽器の音を大きくして届けることを行う部活であり、軽音部などのように何かを表現する部活ではありません。

PAを行う上での「いい音」とは柔らかい音や刺さるような音ではなく、スピーチや話し声を届けるのであれば、なるべくすべての人が聞きやすい音、演奏を届けるのであれば演奏者が出したい音こそが「いい音」と言える思います。もちろん、この場合の「いい音」も必ずしも正解があるものではないと思うので、常に試行錯誤をすることになります。

もし後輩がこのブログを読んでいるのであれば、PAをする人達は表現者であってはならず、ただの通過点に過ぎないという点を大切にしてPAをして欲しいと思います。(老害すぎてごめんね)

 

おわりに

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

最後がとても自己主張が激しくなってしまいましたが、僕は放送部に入るまでここまで熱中できることは無かったと思いますし、ここまで熱中できることに出会えてとても嬉しいです。PAはドカタなので絶対に仕事にはしませんが、先に記述したように大学に入っても絶対にPAはしたいですし、まだ自分に無い技術を身につけ、知識を貪欲に吸収していきたいです。

ありがとう、放送部

 

 

 

冒頭でも書いたようにこのブログはアドベントカレンダーという企画の一部で書いており、僕は絶賛受験中なお話を乗っけます。他の同期の方たちの面白いブログも是非見てみて下さい。

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